シリア難民の子どもたちはどこで寝ているのか
「子どもたちはどこで寝ているのか」というテーマで、中東からヨーロッパに渡る難民を追い続けてる、スェーデンの写真家、Magnus Wennman氏の作品の一枚。
この写真の男の子の紹介文はこんな感じ。
Abdullah(5歳)・セルビアにて /Abdullahは血液疾患を抱えている。彼は2日間、ベオグラード中央駅の外で寝ていた。シリアのダルアーの自宅で、目の前で姉(または妹)を殺された彼は、寝ていてもうなされることがあるそうだ。他にもある写真やその紹介文を読んでいると、切なくなります。
我が子と同じくらいの年齢の子や、我が子より小さい子もいます。
これから寒くなるであろう季節を迎えるのに、行き場所がなく、草むらで寝てたり。
難民はさらに困難な状況に
世界中を震撼させたパリでの同時多発テロ。犯人の中にシリア難民を装い、ヨーロッパに侵入した人物がいた可能性が取り沙汰されている。
今回のテロを受け、今後更に難民の受け入れが困難になることが予想されるこれまでも受け入れ先が見つからず、路頭に迷っているところに、
さらに疑いの目を向けられ、被害者である難民が、お荷物的になってしまう可能性が。
もう一枚、写真を。
Shehd(7歳)・セルビアとハンガリーの国境付近にて /お絵かきが大好きだったShehdだが、いつしか武器の絵しか描かなくなったそう。難民になってからは、お絵かきはもちろん、おもちゃで遊ぶこともできなくなった。胸が締め付けられる思いです。
本当に考えさせられます。
出展 IROIRO

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